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アニメやラノベの感想とたまに備忘録

スプリンパン 熱意は伝わる!

鈴村さんが汁なし坦々麺の声を当てるという噂を耳にしてワクワクしながら「がんばれいわロボコン」を見に行った緊急事態宣言明けのあの日。

浦沢脚本がほぼ初めてだった自分にはロボコンはとんでもない作品であったわけだが、間をおかずに次なる衝撃が襲ってきた。

 

スプリンパンである。

 

同時上映が「人体のサバイバル」ということは知っていたが、こんな子供向け3Dアニメが入るなんて知らないぞ!?

という感じだった。

 

今回Amazonプライムで配信が始まったので改めて観たが、まず時間がたった5分だったことに一番驚いた。

映画として1本で観ている時は時間を測っていなかったので

ロボコン25分

スプリンパン10分

人体のサバイバル25分

くらいの配分だと思っていたので5分しかなかったというのは信じられない。

 

スプリンパンがとんでもなくTwitterなどで話題になったのは、時間内では全く収まらない内容を薄めずに詰めこんだからだと思う。

スプリンパンがどれだけの情熱を持って作られた作品なのかは監督の「井上ジェット」さんがガッツリnoteで書いてくれているのでそちらを参照していただきたい。

 

note.com

 

 

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すごいのはこの情熱からでたアイディアはどう考えても5分間では収まらないのに「5分用に小さくまとめよう」となるのではなく「5分しかないから頑張って全部詰め込もう」となったところだと思う。

例えばスノミーメイか山どん、どちらかを出すのを諦めれば5分間でスプリンパンの出会いと別れを描くことができた気がする。

でも、そんな保守的な選択をしなかったのがこの作品がバズった所以であろう。

 

小さくまとめて意味の分かるものを作るのではなく、子供たちにむけた意味が多少通っていなくてもエネルギッシュなものを届けたい。

そんな監督の気持ちが詰まっていたからこそ、観た人がついつい誰かに話したくなるスゴイ映像ができたのだろうと思う。

 

ちなみに10分バージョン作成のためのクラウドファウンディングも始まっているようなのでチェックしましょう!

 

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