D4DJ 第5話「One and Only」感想 むにちゃん最高！
1話ぶり2回目のむにちゃん回だ！
恥ずかしがり屋で緊張しいだけど、目立ってみんなから褒められたい！という面倒な承認欲求をガソリンに動いていることを自他共に認めながらも突き進んでいくむにちゃんを掘り下げる素晴らしい回だった。
とりあえず冒頭の不満に口を尖らせるむにちゃんが可愛い。
自分はバンドリを見ていないのでサンジゲンはかなり久しぶりなのだが、D4DJを見て感じるのは「CGでもこんなに違和感なくデフォルメ表現組み込めるんだ！」という驚きばかりだ。
ストーリーで言うと「VJすごいじゃなくて、むにちゃんすごい！って言われたいの」
この台詞をド直球でキャラに言わせてしまうバランス感覚がD4DJの素晴らしさな気がする。
承認欲求で動くと言うのはともすればあまりにも下品になりすぎてしまうので、よっぽどリアル路線の作品でシリアスにやるか、うまくギャグのオブラートに包んでやらないと見てられない展開になってしまいそうだが、そもそも評価されたいのはあくまでパフォーマンスであってそのための努力なら惜しまないが、個人としての自分を評価して欲しいと言うバランスでむにちゃんと言うキャラを出してくるのがすごい。
基本的にはギャグっぽく処理してはいるが、彼女がガソリンとして承認欲求をある程度うまく使いこなしている感じがいい。
もちろん、それがいきすぎてデカいウサミミをつけて登校しちゃったりもするのだが。
そして、この回のもう1人の主人公である麗ちゃんもとても良かった。
無言で向き合うところから始まって、お嬢様故に未知の体験であったろうゲームやレトルトカレーで仲良くなっていくのが単純に可愛いし、彼女の良くも悪くも真っ直ぐな性格が1人で家にいることの多いむにちゃんに対して「それって、ちょっと寂しいですね」と言うセリフから感じ取れる。
むにちゃんの思いつきでついに麗ちゃんもステージに引っ張り上げられ新曲で「DJ mash & りんく with VJ only + 渡月麗」のお披露目だぜ！と言う流れだが、前回は麗ちゃんがステージに結局出なかったのでどう言う理由で彼女をステージに引っ張り上げるのかと思っていたが思っていた以上にすんなりやったのは少し驚いた。
いや、ほら、りんくが怪我しちゃってステージに立てないならあたしが歌います！ みたいな感じかなと勝手に思っていたので
そして、むにちゃんの多様な面を全部乗せした新曲「ぎぶみーAwesome!!!!」は今回の話をガンガンに歌詞に載せているところも面白かったが、頬を赤くしながら合いの手を入れる真秀が可愛かった。
そして、ユニット「Happy Around!」の結成はりんくからではなく、りんく以外の3人から出てくると言うのもグッとくるものがあった。
と言うか、りんくのハッピーアラウンドにちゃんとした意味づけを載せていると言うのがりんくの実はちゃんとしている部分というのが反映されていてとても良かった。
りんくは周りの目を気にせず動くので何も考えていないように見えるが、そうではなく周りの目や常識を考慮に入れる必要がない時は何も考えずに突っ走っているという解釈だったのでそこが一致していたようで今後も安心してアニメが見れそうだ。
次回は合宿だが、カレーが出てくるようなのでむにちゃんがちゃんとしたカレーに対してどんなリアクションをするのか楽しみだ。
