センコロールコネクト 感想
センコロールコネクト 感想
テツ、お前に会えて良かったよ…
友人からヤバイ作品であると聞いてはいたが、アクションと何よりぶっきらぼうなダウナー系主人公という「俺が中学生のときの作品の空気感じゃん!」とハチャメチャに盛り上がってしまった。
情弱なので『1』すら見ていなかったのだけど、『1』は予想以上に可愛くないセンコと謎のリアリティを感じる夏の描写とイカす変形アクション、BGMとみっちり情報が詰まった30分で最高だった。
そして、急に画質が良くなって始まった『2』はどちらかというと世界観の提示とテツとユキの凸凹コンビッぷりで笑いを取りつつ、テツがセンコとのリンクを取り戻すシーンには本当に感動してしまった。
あのシーンが最高なのは、テツが最後までセンコへの気持ちを言葉にせずに行動だけで示したのがあまりにもカッコ良すぎるからだ。
なぜ、テツは自分が死にそうな目にあってもセンコを守るのか?これは、今のところ語られていないし、制作が発表された『3』でも語られることはないかもしれない。
しかし、あのシーンがエモいのはテツは基本的に情が厚いタイプではないのが作品の中でしっかり提示してあるからである。
自分の利益のためならカナメを速攻で裏切るのが特にテツの性格を物語っている。
そんなテツがボロボロになってまでセンコを守るシーンが熱くないわけない!
しかも、センコに本当に一言も言わない。
「お前はオレが守る」「あのときの借りを返す」みたいなセリフを本当に一言も言わない。
ただ、黙ってセンコを抱きしめて守りながらシュウに対して攻撃的な視線を送り続ける。
あまりにも理想の主人公すぎて心の中でガッツポーズをしてたし、その後のリンクが繋がってセンコがカミソリに変形したシーンなんて、本当に声が出そうになってしまった。
多くの人にオススメできる作品ではないけれど、一部のオタクが熱狂的に推し続けるタイプの作品だと感じました。
『3』がいつになるかわからないけれど、気長に待ってます!